マッハ通信
ハウスメーカーの外壁塗装はなぜ高い?専門店との価格差を解説
「ハウスメーカーから外壁塗装の見積もりをもらったけれど、思っていたより高い……」
外壁塗装を検討している方の中には、このような疑問を感じる方も少なくありません。
結論からいうと、ハウスメーカーの外壁塗装が高くなる場合があるのは、施工費だけでなく、現場管理や保証、アフターフォローなどを含めた仕組みの違いが関係しているためです。
ただし、見積もり金額だけを見て「高すぎる」「専門店なら必ず安い」と判断するのはおすすめできません。
この記事では、ハウスメーカーの外壁塗装が高くなる主な理由や、専門店との違い、相見積もりを取る際に比較したいポイントについて、できるだけ分かりやすく解説します。
ハウスメーカーの外壁塗装はなぜ高くなるの?
ハウスメーカーの外壁塗装が専門店より高くなるケースには、いくつかの理由があります。
代表的なのが、
- 施工を管理するための費用
- 下請け・協力会社との契約にかかるコスト
- 保証やアフターフォローの費用
- 独自の点検・品質管理体制
- 使用する材料や施工仕様の違い
などです。
ここで大切なのは、「価格が高い=不要な費用が上乗せされている」とは限らないということです。
ハウスメーカーでは、営業担当者との打ち合わせから現場管理、施工後の保証まで、一貫した体制を整えているケースがあります。
そのため、専門店と単純に「塗料代+職人の工事費」だけを比較すると、価格差が大きく見えることがあります。
ハウスメーカーの外壁塗装で中間コストが発生することがある
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼した場合、実際の塗装工事をハウスメーカー自身がすべて施工するとは限りません。
契約したハウスメーカーから協力会社や施工会社へ工事が発注される場合があります。
一般的な流れをイメージすると、
お客様 → ハウスメーカー → 施工会社・協力業者 → 職人
という形です。
もちろん、すべてのハウスメーカーがこの仕組みというわけではありません。また、施工体制も会社によって異なります。
ただし、複数の会社が工事に関わる場合、それぞれに管理や調整などの業務が発生します。
そのため、地域の塗装専門店に直接依頼する場合と比較すると、見積もり金額に違いが出ることがあります。
ハウスメーカーの外壁塗装にはどんなメリットがある?
「ハウスメーカーは高いから、専門店に頼めばいい」
と考える前に、ハウスメーカーに依頼するメリットも確認しておきましょう。
建物の情報を把握している場合がある
新築時から同じハウスメーカーに依頼している場合、建物の仕様や使用されている外壁材などの情報を把握していることがあります。
特に特殊な外壁材や独自仕様の住宅では、建物の仕様を把握していることが安心材料になる場合があります。
住宅全体をまとめて相談しやすい
外壁だけではなく、
- 屋根
- 防水
- サッシ
- 外壁材
- 建物内部
など、住宅全体について相談したい場合、ハウスメーカーの窓口にまとめて相談できることがあります。
「どこに相談すればいいのか分からない」という方にとってはメリットといえるでしょう。
保証やアフターフォローを確認しやすい
ハウスメーカーによっては、塗装工事後の保証や定期点検などの体制を用意しています。
ただし、保証内容や期間は会社・契約内容によって異なります。
「保証が付いているから安心」とだけ考えるのではなく、何が保証対象なのか、保証期間は何年なのか、どのような条件があるのかまで確認することが大切です。
専門店に外壁塗装を依頼するメリットは?
一方、塗装専門店に直接依頼する方法にもメリットがあります。
塗装工事に特化している
塗装専門店は、外壁・屋根塗装を中心に取り扱っているため、
- 外壁の劣化診断
- 塗料選び
- 下地処理
- 塗装工程
- 施工管理
など、塗装工事について詳しく相談できる場合があります。
住宅の状態に合わせて塗料や施工方法を検討したい方にとっては、専門性がメリットになることがあります。
直接依頼することでコストを抑えられる場合がある
塗装専門店に直接依頼する場合、ハウスメーカーなどを介さず施工会社と直接契約することになります。
そのため、工事の管理・施工体制によっては、ハウスメーカー経由よりも見積もり金額を抑えられるケースがあります。
ただし、「専門店なら必ず安い」というわけではありません。
使用する塗料、塗装面積、下地補修、足場、施工仕様、保証内容などによって価格は大きく変わります。
ハウスメーカーと専門店は何が違う?
ハウスメーカーと塗装専門店の違いを比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | ハウスメーカー | 塗装専門店 |
|---|---|---|
| 相談窓口 | ハウスメーカー | 塗装専門店 |
| 建物情報 | 新築時の情報を把握している場合がある | 現地調査で確認 |
| 塗装専門性 | 会社・担当者によって異なる | 塗装に特化している場合が多い |
| 施工体制 | 協力会社などが施工する場合がある | 自社職人・協力会社など会社ごとに異なる |
| 保証 | メーカー独自の保証がある場合がある | 店舗・会社独自の保証がある場合がある |
| 価格 | 施工内容や管理体制などにより異なる | 施工内容や会社により異なる |
| アフターフォロー | 会社独自の体制 | 会社独自の体制 |
重要なのは、会社の種類だけで判断しないことです。
ハウスメーカーだから安心、専門店だから安い、と決めつけるのではなく、見積もりの中身を比較しましょう。
外壁塗装の相見積もりでは何を比較すればいい?
外壁塗装で相見積もりを取る場合、「一番安い会社」を探すだけでは十分ではありません。
特に確認したいのが以下の項目です。
① 塗装面積は同じ条件になっている?
外壁塗装の価格は、塗装する面積によって変わります。
会社によって計算方法が異なる場合があるため、
「外壁塗装一式○○万円」
だけでは比較しにくいことがあります。
可能であれば、外壁の塗装面積や付帯部の数量なども確認しましょう。
② 塗料の種類・メーカーは同じ?
「シリコン塗料」「フッ素塗料」など、同じグレードに見えても製品によって性能や価格は異なります。
比較する際は、
- 塗料メーカー
- 商品名
- グレード
- 期待耐用年数
- 適用下地
などを確認しましょう。
③ 下地処理の内容は同じ?
外壁塗装では、塗料を塗ることだけが工事ではありません。
ひび割れ補修やシーリング補修、ケレンなど、塗装前の下地処理も重要です。
例えば、シーリング工事でも、
- 増し打ち
- 打ち替え
など施工方法が異なります。
見積もり金額が安くても、必要な補修が含まれていなければ、単純比較はできません。
④ 足場代は含まれている?
外壁塗装では、多くの場合、足場の設置が必要になります。
見積もりによっては、
「足場工事」
「飛散防止ネット」
「養生」
などが別項目になっている場合があります。
どこまで含まれているのか確認しましょう。
⑤ 付帯部の塗装範囲を確認する
外壁だけを塗装するのか、それとも、
- 雨樋
- 破風板
- 軒天
- 水切り
- シャッターボックス
- 庇
なども施工するのかによって、費用は変わります。
「外壁塗装○○万円」という金額だけではなく、どこまで施工する見積もりなのかを確認することが大切です。
⑥ 保証内容を確認する
保証についても会社ごとに違いがあります。
「○年保証」という数字だけを見るのではなく、
- 何が保証対象なのか
- 保証期間は何年か
- 保証を受けるための条件はあるか
- 定期点検はあるか
などを確認しましょう。
「安い外壁塗装」だけで選ぶのが危険な理由
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。
そのため、少しでも費用を抑えたいと考えるのは自然なことです。
ただし、見積もり金額だけで会社を選ぶと、必要な工事が含まれていなかったり、塗装範囲が違っていたりする可能性があります。
例えば、
A社:120万円
B社:100万円
という見積もりがあったとします。
一見するとB社の方が20万円安く見えます。
しかし、A社には、
- シーリング打ち替え
- 軒天塗装
- 雨樋塗装
- 必要な下地補修
が含まれていて、B社には含まれていなかった場合、単純に「B社の方が安い」とは判断できません。
逆に、施工内容がほぼ同じなのに価格差が大きい場合は、なぜ差があるのかを確認することで、納得して依頼先を選びやすくなります。
ハウスメーカーの見積もりが高いと感じたらどうすればいい?
ハウスメーカーから見積もりを受け取って「ちょっと高いかもしれない」と感じた場合、まずは他社からも見積もりを取って比較する方法があります。
いわゆる「相見積もり」です。
相見積もりには、単に安い会社を探すという意味だけではありません。
複数社の見積もりを比較することで、
「この工事にはこれくらい費用がかかるのか」
「この補修は必要なのか」
「この塗料は何が違うのか」
などが分かりやすくなります。
また、ハウスメーカーから受け取った見積もりを専門店に見てもらい、内容について説明してもらう方法もあります。
ハウスメーカーの見積もりを持って専門店に相談してもいい?
はい。ハウスメーカーの見積もりを持参して、塗装専門店に相談する方法もあります。
例えば、
「この金額は妥当なの?」
「この工事は必要?」
「この塗料はどんな特徴がある?」
「専門店に依頼するとどのくらい変わる?」
といった疑問を、見積もりを見ながら確認できます。
ただし、他社の見積もりを見せる場合は、個人情報や担当者の情報など、必要のない情報は隠しておくとよいでしょう。
また、専門店側には「他社を批判してほしい」のではなく、工事内容を客観的に比較したいという目的を伝えることをおすすめします。
相見積もりは何社くらい取ればいい?
外壁塗装の相見積もりは、一般的には複数社から取得して比較すると、それぞれの施工内容や価格の違いを把握しやすくなります。
ただし、数を増やせば増やすほど良いというものでもありません。
あまり多くの会社に依頼すると、説明を聞いたり見積もりを比較したりするだけでも負担になります。
重要なのは、
「金額」+「施工内容」+「使用する塗料」+「下地処理」+「保証」+「施工体制」
を同じ条件で比較することです。
外壁塗装の業者選びで確認したい5つのポイント
最後に、ハウスメーカーと専門店のどちらに依頼する場合でも、確認しておきたいポイントをまとめます。
1.現地調査を丁寧に行っているか
外壁のひび割れ、チョーキング、シーリング、塗膜の劣化などを確認せず、簡単に見積もりを出す会社には注意が必要です。
2.見積もり内容が具体的か
「外壁塗装一式」だけではなく、塗料や施工面積、工程、付帯部などが分かる見積もりの方が比較しやすくなります。
3.工事内容について説明してくれるか
なぜその補修が必要なのか、なぜその塗料を提案するのかなど、質問に対して分かりやすく説明してくれるか確認しましょう。
4.保証内容が明確か
保証年数だけではなく、対象となる工事や条件まで確認しましょう。
5.価格だけで決めない
最終的には、価格と施工内容のバランスを確認することが重要です。
まとめ|ハウスメーカーと専門店の見積もりは「金額だけ」で比較しない
ハウスメーカーの外壁塗装が専門店より高くなるケースには、施工体制や管理、保証、アフターフォローなどの違いが関係している場合があります。
そのため、
「ハウスメーカーだから高い」
「専門店だから安い」
と単純に判断することはできません。
大切なのは、同じ条件で相見積もりを取り、工事内容まで比較することです。
特に、
- 塗装面積
- 塗料の種類
- 下地処理
- シーリング工事
- 付帯部
- 足場
- 保証
- アフターフォロー
などを確認しましょう。
「ハウスメーカーの見積もりが高い気がするけれど、どこが違うのか分からない」という方は、見積もりを比較することで、価格差の理由が見えてくることがあります。
プロタイムズとちぎ店では、外壁・屋根の状態を確認したうえで、お住まいに合わせた塗装プランをご提案しています。
ハウスメーカーから受け取った見積もりをお持ちの方も、相見積もりとしてお気軽にご相談ください。
「今の見積もり内容を確認してほしい」「専門店に頼むとどう変わるの?」といったご相談でも構いません。
無理に契約をおすすめするのではなく、まずは見積もり内容や工事について分からないことを一つずつ確認してみましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1.ハウスメーカーの外壁塗装は必ず高いですか?
いいえ、必ず高いとは限りません。
施工内容、使用する塗料、建物の大きさ、劣化状況、保証や管理体制などによって見積もり金額は変わります。
価格だけで判断せず、見積もりの内容を比較することが大切です。
Q2.ハウスメーカーと塗装専門店の両方から見積もりを取ってもいいですか?
はい。複数社から見積もりを取ることで、価格だけでなく施工内容や塗料、保証などを比較できます。
Q3.ハウスメーカーの見積もりを専門店に見せても大丈夫ですか?
見積もり内容を比較する目的で相談することは可能です。
ただし、氏名や住所、担当者名などの個人情報は、必要に応じて隠してから見せるとよいでしょう。
Q4.一番安い見積もりを選べばいいですか?
必ずしもそうとは限りません。
塗装面積や塗料、下地処理、付帯部、保証などの条件が同じかを確認してから比較しましょう。
Q5.見積もりだけ相談することはできますか?
会社によって対応は異なります。相談や現地調査、見積もり作成が無料かどうか、契約前に確認しておくと安心です。